税務署パート勤務13日が過ぎました

確定申告の研修5日間とプレオープン期間を含めた確定申告が8日間で、勤務が13日となった。
申告者が日に最大100名位と聞いて、一人３０分で終わさないといけないと思ったが、今の所はゆっくり説明しても、大分手空き時間が出る状態。
今年からＰＣからスマホ申告が主となった為、手間がかかると判断しパート人員を4名から8名となった事も手空きの要因かもしれない。

驚いたことは、
確定申告とは関係がないが、マスクをすると、特にシニア女性が若く見える。
見た目60代半ばくらいかなと思い申告用紙の生年月日をみてみると70歳。
若く見えますねと言うと　”マスクをしているからよ”　と答え、本人確認で顔写入りの身分証を見ると・・・成程。
若見えのマスク効果は大。

次は、夫の確定申告に夫婦で来ているのだ。
話を聞くと、前日に妻に手伝って貰い、ユーチューブの確定申告動画を見ながら12時近くまでやったのだが、出来なくて税務署に来たとの事。
いい奥さんを貰ったねと言ったら、夫婦とも嬉しそうだった。
申告者の旦那さんはスムーズなスマホ操作なので、分からない質問と勘違いしやすい問いについて説明する方法をとった。それは、来年は税務署に来なくても、自宅の炬燵で確定申告が出来るようになって貰う為だ。
奥さんは話し好きなので、旦那さんがムッとしない程度に奥さんと会話を楽しんだ。

研修時、いろいろ言ってくる申告者がいるが、くれぐれもトラブルは起こさないようにとの指導があったのだが、私もこのような方を担当する事となった。
会うと直ぐに、
去年まではＰＣで入力して貰った。
なぜスマホなのだ、操作出来ないのでやってくれ、と。
私は国が大借金で大変だから、確定申告をお金をかけずにやる為だからと協力をお願いした。
しかし、政治家はじゃぶじゃぶ好き放題使っている、と返ってきた。
私もそう思うが、国の借金で大変になるのは子や孫だからと言って確定申告の操作を始めた。
途中、私の休憩時間となったので、大学生のパートさんと交代。
大丈夫かと思い、交代後、少し見ていたが、スムーズに進んでいるようなので、休憩場所へ移動した。

一番印象に残ったのは、
企業年金を貰いながら、会社勤めをして、かつ、不動産所得もある65歳前の男性。
この方も操作はちょっとぎこちないが本人がスマホで申告。
来年は自宅で確定申告できるようにと、理解してもらいながら進めた。
企業年金を貰っているので定年までは、大きな会社で働いていたようだが、今は疲れが見えるので、ほんの少し私の話をした。
確定申告が終わり帰る時に、今年で会社を辞めるよ。お金はお墓に持っていけないからな。と笑顔で言って行った。

確定申告の内容を見るとその人の考え、シニアの方は今までの生きてきた歴史が見えるようだ。

パート代が、やっとこの前買ったスキー代を越しました。

働いてお金を稼ぐのは時間がかかります。

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